ロシア留学5か月経過
早いもので長男がロシアに留学して5か月が過ぎました。
5か月間で17歳の高校生はどうかわったのでしょう?
1か月目
ロシアについてすぐはモスクワでオリエンテーションがあり、いろんな国の高校生たちと過ごしました。
長距離の移動、慣れない食事と英語だけの3日間で、精神的にも体力も消耗していたようです。
そして、いよいよホストファミリーの家へ行った日。
やっとスマホも使えるようになり、(研修中は使えない)ファミリーの家に到着して、みんなといっしょに写った写真は、頼りなげながらも、ほっとした表情に見えました。
ホストファミリーは、自分を歓迎してくれている人達です。
落ち着ける場所に着いた安堵感が伝わりました。
ここで、私もほっとしました。
同じ市内に派遣されたイタリア、ベルギーの同期たちと集まってロシア語の勉強をする機会がありました。
まだ、しゃべれません。
2か月目
ホームシックとは言わないけど、辛いものが食べたいと言うので、スナック菓子やカレーをファミリーが好みそうなものといっしょに送ったりしました。
日本のように近くにコンビニはなく、スーパーはあるけど、なかなか欲する味には出会えないようです。
ホストマザー曰く、
「彼はロシア語を話すことをまだ恐れている。」
うんうん、そうでしょう。
まだ喋れるなんて、思っていません。
3〜4か月目
ホストファミリーと旅行に行ったり、クラスメートのファミリーにダーチャへ連れていっていただいたり、いろんな体験をさせていただいています。
学校にもけっこう慣れたよう。
Whats App で話したら(話したのは3回目)家の中を移動しながら、キッチンのお皿を洗ったり、猫のトイレのそうじをしたり、
まるでずっと住んでいる自分の家のように落ち着いていたのです。
嬉しい、さみしい、複雑です。
このころは、ホストブラザーとの会話も、英語があまりでなくなったそう。
ってことは、ロシア語?
驚きです。
5か月目
耳を疑いました。
「昨日のチキンのグリルのソース、マッシュルームのクリームソース
だったけど、オレンジの香りが移っておいしかったんよね〜」
へー、そりゃあ、おいしそうだ。
ん?
えっ!
マッシュルームが美味しい!?
彼はキノコが唯一の苦手な食べ物だったはず。
キノコでは、苦労したはず。

それが・・・
ホストマザーの料理が美味しくて、キノコの美味しさに目覚めてしまったんですね!
うれしい、すごい、ちょっと悔しい(^^)
この5か月で、最も驚いた、成長した出来事じゃないでしょうか。
ホストマザーに感謝です。
そして、その数日後ホストマザーからのメッセージ。
「今、彼は上手にロシア語を話します。」
嬉しくって、涙がでました。
ちゃんとがんばってるんだね。
毎日おいしいごはんを作ってくれて、見守ってくれているホストファミリーに感謝しかありません。
5か月でこんなに変わる留学って、すごいです。
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