南杏子原作「命の停車場」が映画化!吉永小百合と語る理想の最後とは?

南杏子さん原作の「命の停車場」が映画化されました。

まず驚かされたのは、作者である南杏子さんの経歴ではないでしょうか?

医師でありながら作家という方はほかにもいらっしゃいますが、南杏子さんはもともと医師をめざしていた方ではなく、医師になる前はほかの職業についています。

この記事では、南杏子さんの経歴や「命の停車場」がどのような思いでできた作品なのか、また、南杏子さんが考える理想の最後について見ていきたいと思います。

 

南杏子原作「命の停車場」が映画化!

南杏子さんの経歴

南杏子さんは、1961年生まれの内科医、小説家です。

日本女子大学家政学部被服学科を卒業されていることから、当時は少なくとも医師を目指していた方ではないと思います。

家政学部の中でも被服学科ということは、たいてい服飾関係に興味があり、デザインしたり実際に洋裁が好きな方が目指すところですよね。

そして、その大学卒業後は、編集プロダクションや出版社勤務に勤務されています。

25歳で結婚後は夫の転勤でスイスに転居し、そこで長女を出産。

ここまででは、作家も、医師の要素も見えません。

しかし、スイスからの帰国後の仕事で、乳幼児の病気を取材して記事を書いたことから、「もっと知りたい」という思いで、33歳の時に東海大学医学部に学士編入しています。

学士編入とはいえ、学部がまったくのはたけちがいでの入学は、とてもハードルが高かったのではないでしょうか。

2歳のお子さんを育てながらハードな勉強をして医師を目指すなんて、なかなか考えられません。

しかし、それだけのことができる方だからこそ、作家というもうひとつの顔を持つこともできるのだと思います。

そして、38歳で医者になり、55歳で作家デビューされています。

小説を書くようになったのは、夫といっしょに小説教室に通いはじめたことがきっかけということです。

人生でいろんな選択をしてそれを極め、やりたいことをして、何通りもの豊かな人生を生きている方という印象です。

吉永小百合主演映画「命の停車場」の主題歌は?歌うのは誰?
吉永小百合さん主演の映画「命の停車場」が2021年5月21日に公開されます。映画が公開されると主題歌も話題になりますね。「命の停車場」の主題歌を歌っているのは、EXILE ATSUSHIさんになるのでしょうか?というのは、「命の停車場」は、楽曲が3曲用意されています。オフィシャルイメージソングは、EXILE ATSUSHIさんが歌う「Amazing Grace」に決定しましたが、西田敏行さんが歌う曲もあるので、3曲がどのような位置づけで用意されているものなのか調べてみました。

 

吉永小百合と語る理想の最後とは?

南杏子さんの「命の停車場」というタイトルは、停車場は「天国行きの電車を待つ場所」というイメージで、人生の終末期をむかえた時に、そこが心穏やかな場所であって欲しいという思いでつけられました。

内科医として高齢者医療の現場で目の当たりにするのは、いざ最後のときが訪れた時、ほとんどの家族はうろたえてしまうということです。

本人の意思も確認できないまま延命治療を行ってしまうと、その結果本人を苦しめてしまうことにもなりかねません。

南杏子さんは現役の医師という視点で、そうならないように、自分の理想の最後について考えてみませんかと訴えたかったそうです。

 

「命の停車場」におけるアドバンス・ケア・プランニング

「アドバンス・ケア・プランニング」という言葉をご存じでしょうか?

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)=人生会議とも呼ばれており、人生の最後における、最終的な医療・ケアについて話し合うことです。

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)=人生会議は、一度やっておしまいではなく、状況が変わるごとに繰り返し行い、方針を決めていくことが大事だとされています。

※下記でくわしくご覧ください。

東京都医師会

全国訪問看護事業協会

 

さいごに

寿命に影響を与える要因を調べた結果、もっとも影響力があったのは「人とのつながり」ということです。

最後のときをむかえる場所、命の終わりにあるべきものは、自宅でも施設でもいいので、そこが温かい場所で、温かいまなざしがあるということではないでしょうか。

終活をする際には、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)=人生会議もきちんとしていくことが、自分自身はもちろん、残される家族のためにも納得のいく穏やかな最後が迎えられるのだと思います。