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セミの鳴き声が騒音レベルで寝れない!なぜこんなにうるさい?

 

セミの鳴き声は騒音レベルで、だいたい70〜80dB(デシベル)もあるということです。

※dB(デシベル)は騒音のレベルや音の大きさを示す単位。

朝早くからあまりの音量で目が覚めてしまうと、もう寝られなくなってしまうくらいのうるささですよね。

数値でいう70dBって、わかりやすく例えるとどんな感じなのか調べてみました。

 

 

セミの鳴き声の大きさって例えるとどのくらい?

セミの鳴き声の大きさは種類によってもちがって、アブラゼミ、ミンミンゼミは70〜80dB、クマゼミだと80〜90dBくらいです。

 

引用元:https://www.env.go.jp/content/900405139.pdf

 

上記の図は環境省の騒音の目安になります。

0dBを無音とすると、

・20dBは寝息くらいでほとんど聞こえない
・30dBは深夜の郊外やささやき声くらい
・40dbは昼間の郊外や図書館内くらいの静かな感じ
・50はふつうにしゃべるくらいの声

60〜70dB以上になるとうるさく感じるようです。

セミの鳴き声は70dB以上なので、主要幹線道路周辺や、飛行機の機内、新幹線、地下鉄などの車内とおなじくらいです。

70㏈は大きな声で話さないと聞こえないくらい、というレベルになっています。

これはもう、うるさいと感じるのがあたりまえ、騒音と言ってもおかしくないですね。

 

セミが鳴くのはなぜ?

 

鳴いているセミはみんなオスで、あれって子孫を残すための求愛行動なんです。

オスは大きな声で鳴いて、ここにいるよーってメスにアピールしているんですね。

セミって1匹が鳴きはじめたら、みんな一斉に鳴きはじめるじゃないですか?

あれって自然の摂理というか、大きい声で鳴く個体がモテて子孫を残せる=負けてられない!って競うようにみんながんばって鳴いてるんですよね。

セミが成虫になってからの寿命は、1週間から長くて1ヶ月くらいと言われています。

オスのセミは大きな鳴き声でメスにアピールするぶん、子孫を残せる可能性も高いのですが、逆に子どもたちやネコ、鳥などの天敵にも見つかりやすくなっています。

そう考えると、うるさいけどがんばって、とも言いたい。

 

 

セミはどんな仕組みで鳴くの?

 

セミの鳴き声は昆虫の中でもいちばんの大きさですが、どうやってあの騒音級の音を出しているのでしょうか?

セミのお腹の中は空洞になっていて、その中にある2つの発音筋を動かし、お腹を震わせて空洞に響かせることで大きな音を出しています。

セミの種類によって鳴き声がちがうのは、お腹の空洞の形や動かし方のちがいからになります。

オスはあんな大きな声で鳴き続けるの、たいへんそうですね。

やっぱり、うるさいけどがんばって、と思ってしまう。

 

 

まとめ

 

セミの鳴き声があまりにも大きくて寝れない、なぜこんなにうるさいんだろうと思って、どのくらいの騒音レベルなのか調べてみました。

数値で表すと飛行機の機内や新幹線や地下鉄の車内と同じくらいの70dBで、人がうるさく感じるレベルです。

セミの鳴き声、たしかに朝からとてもうるさいけれど、夏の風物詩として耳栓で乗り切ろうと思いました。

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