実家、と言っても夫の祖父母が住んでいた家を片付けています。
ここにはとても古いピアノがあります。
ところどころ塗装も剝がれてほこりをかぶったピアノは、もう何十年もだれも触れていません。
蝶番がこわれたふたを開けて鍵盤をはじいてみても、音はかなり狂っています。
この引き取り手のない壊れたピアノを処分したので、処分方法と実際にかかった価格をレビューしたいと思います。
壊れたピアノの処分はいくらかかった?
この古いピアノ、最終的には2万円支払って引き取ってもらいました。
また誰かが弾いてくれるように、再生して販売されるそうです。
家屋解体業者の見積もりでは、ピアノの処分に5万円かかるということでした。
50年以上まえに購入した、古く壊れたピアノです。
外装はところどころ剥がれ、蓋は蝶番が壊れているし、何十年も調律どころか誰も弾いていません。
使えるように修理に出すには、修理代は最低10万円以上かかるといわれました。
自分のピアノではないので思い入れもないし、運搬料も考えると、修理して使うのもためらわれます。
でも、「処分」するのはためらわれるので、まずは買い取りの査定をお願いしました。
査定に必要な情報
・メーカー
・ペダルの数(2本or3本)
・モデル名
・製造番号
・状態(キズやへこみ、鍵盤がもどらない等)
このピアノは、メーカーがカワイで2本ペダル、モデルはK8になります。
上の蓋を開けると、モデルや製造番号が見えます。
製造番号は、58277。
ピアノは、まわりにモノがあったり暗くてキズがどのくらい、どの程度あるのかくわしくは記入しないまま、買い取り査定をしてみました。
その結果、3社回答が来て、
・A社 -5万円
・B社 -3万円
・C社 買取不可
と、3社とも買い取りどころかマイナス査定、お金を払わないと引き取ってもらえないことがわかりました。
ほかにも、一括見積りしてみましたが、やはり似たような回答です。
それでも、処分というよりも引き取って再生してくれるところがないかと探したところ、見つけたのが【ピアノパワーセンター】です。
ピアノを処分することに抵抗があったので、ここなら引き取った後、再生してまた使ってもらえます。
ネットですぐに無料見積もりをすると、
「かなり古いモデルなので買い取りはできないが引き取りはできる」
という回答が来ました。
それならお願いしたいと、すぐに業者が見積もりに来る日が決まりました。
キズとか壊れている状態によっては有料になるかもしれないけれども、金額に納得がいかない場合はその場でキャンセルできるということでした。
壊れたピアノの買い取り査定と実際の価格レヴュー
ピアノの買い取りというか、引き取りの日、3人の運送業者さんが来ました。
運送業者の方が、3人でピアノの蓋を外して、鍵盤の状態など内部や外側の状態を調べていきます。
運送業者の方は、慣れた様子で、ていねいに買いたいして、ていねいに状態を調べてくれています。
ひととおりチェツクが終わると、引き取りに来た運送業者の方が【ピアノパワーセンター】に電話をして、キズの状態などを報告しています。
その後すぐ、2、3分で私の方に直接ピアノパワーセンターから査定結果の電話がありました。
査定結果はと言うと、無料で引き取ることはできない、5万円送料を払ってもらえば引き取るということでした。
たしかに、よく見ると外装はキズや剥がれているところがたくさんです。
ピアノが実家にあり状態がよくわかっていなかったので、事前の無料査定ではこれらの傷や剥がれのことは書いていませんでした。
なので、当然の査定かもしれません。
この5万円という金額なら、事前に一括査定していたので、その時の金額と変わらないなと。
でもですね、ちょっとは、無料で引き取ってもらえるかもと思っていたわけです。
なので、せっかくこんなふうにバラしてていねいに査定してもらったにもかかわらず、5万円なら今じゃなくてもいいやと思って、丁重にキャンセルしました。
そうしたら、ちょっと待ってくださいと。
電話が一度保留になり、3万円は当社が負担するので2万円でどうかと。
今回あわよくば無料で引き取りもあるかと思っていましたが、今までさんざん調べてきて、引き取りに安くても3万はかかると思っていたので、最終的に2万円ならと、後日振り込むということで引き取ってもらいました。
一度解体したピアノを元の戻してもらってキャンセルすると言っても、嫌な顔ひとつしなかった業者さんたち。
この金額が高いのか安いのかというと、自分で調べた範囲では【ピアノパワーセンター】が最安値だったので、納得しています。
壊れたピアノの処分はいくら?買い取り査定まとめ
ピアノパワーセンターは、この壊れたピアノも回収した後は再生してまた世に送り出してくれます。
実家の片づけをしていますが、家の中にあるモノたちは祖父母の生活では大事なモノだと思うと、なかなか処分できませんでした。
このピアノは、ごみのように処分することにならず、引き取ってもらったことで罪悪感もなく満足しています。
【ピアノパワーセンター】は、メールのやり取りや電話、ピアノを引き取りに来た運送業者の方にも好感がもてました。
ネットでの事前の見積もりと、実際にピアノを見てからの査定金額がちがい、キャンセルしても嫌な顔一つせずに元の状態にもどしてくれました。
ただ注意したいのは、このピアノパワーセンターが取り扱っているのは、アップライトピアノ、グランドピアノのみで、電子ピアノは扱っていません。
また、沖縄、北海道、離島、その他遠隔地等も取り扱い対象外になっています。
実家の片づけは、まだまだ終わっていませんが、気になっていたピアノの行き先が決まって満足しています。
まだ処分先が決まっていなかったら↓